モンゴメリ―「赤毛のアン」への遙かなる道(ハリー・ブルース) - レビュー

お勧め度★★★★★

ハリー・ブルース著、橘高弓枝訳の
『モンゴメリ―「赤毛のアン」への遙かなる道』は、
赤毛のアンの作者ルーシー・モード・モンゴメリの伝記です。

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ハリーブルース
偕成社
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この本は、
子ども向け伝記シリーズの一つとして翻訳されたようで、
翻訳も子ども向けの文体になっています。
でも、内容は、むしろ大人向きかもしれません。
なにしろ、
モンゴメリが不実な婚約をしてしまう話から始まるのですから…。

物語は幾つかの恋に揺れたモンゴメリ22歳の頃から始まり、
子ども時代にさかのぼって、モンゴメリの生涯を追います。
原題は、"MAUD THE LIFE OF L.M. MONTGOMERY"となっています。

なかなか良くまとまっていて、
巻末には年表もあり、充実した内容の本です。
大人にこそお勧めの本です。

章立ては以下の通りです。

第1章 プロポーズ
第2章 命がけの恋
第3章 由緒ある家柄に生まれて
第4章 孤独な女の子
第5章 空想の世界
第6章 よく働き、よく祈るべし
第7章 大いなる野心
第8章 校庭にめばえた恋
第9章 カナダ西部への旅
第10章 わたしの作品が活字に!
第11章 帰郷と大学進学
第12章 新米の先生
第13章 作家への第一歩
第14章 女性記者の誕生
第15章 顔で笑って心で泣いて
第16章 伴侶となる男性
第17章 こんにちは、アン
第18章 モードの中のアン・シャーリー
第19章 『赤毛のアン』以降