「赤毛のアン」映像化作品 - レビュー - モンゴメリの世界へ−読書でタイムトラベル

「赤毛のアン」シリーズは人気がありますので、何度も映像化されてきました。
ここでは、現在でも視聴可能な「赤毛のアン」映像化作品を取り上げます。

テレビ映画

ケビン・サリバン監督、ミーガン・フォローズ主演で制作されたシリーズが有名です。
初めてプリンス・エドワード島でロケを行ったことで話題となりました。

ミーガン・フォローズのプロフィールは下のリンクをご参照ください。
ミーガン・フォローズプロフィール(allcinema)

「赤毛のアン」(1986)

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ミーガン・フォローズ主演「赤毛のアン」は、
美しいプリンス・エドワード島の風景が印象的な作品です。
時折、プリンス・エドワード島の四季のうつろいが美しく描き出されます。

少し、原作から変えられた箇所もありますが、基本的には原作に沿って作られています。
上のリンクの「特別版」には、
映画館やTVで放送された際にカットされた箇所も収録されています。

ダイアナ役のシュイラー・グラントの美しさには目を奪われます。
彼女の大叔母は　キャサリーン・ヘップバーンだとか。
黒いふさふさとした髪。アンでなくても憧れますね。
ケヴィン・サリバンは最初、彼女をアンにしたかったそうです。
彼女はこの後のシリーズにも登場しますが、相変わらずの美しさです

「続赤毛のアン　アンの青春」(1988)

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ミーガン・フォローズ主演の「アンの青春」は、
「アンの青春」「アンの幸福」をミキサーで混ぜ込み、
「アンの愛情」のスパイスをふりかけたような作品です。

なぜ、こんなに原作から変えなくてはいけないのか分かりませんが、
プリンス・エドワード島に帰ってくるシーンなど、
風景の美しさには目を奪われます。

「赤毛のアン　アンの結婚」(2000)

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ミーガン・フォローズ主演の「アンの結婚」は、
全く原作とは異なる話になっています。
「アン」という名前が使われているだけで、
モンゴメリの「赤毛のアン」シリーズとは無関係だと覚悟して観る必要があります。
舞台もプリンス・エドワード島から離れてしまい、
殺伐とした風景が展開されます。
どうしてケビン・サリバン監督がこのような映画を作ったのか、
理解に苦しみます。
おそらく、原作の「赤毛のアン」が好きではなかったのでしょうね。

完全版DVD-BOXもあります。

「赤毛のアン　DVD-BOX」

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このDVD-BOXには、
「赤毛のアン　新たな始まり」
(アン・シャーリー役　バーバラ・ハーシー)
も含まれるそうです。

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アニメシリーズ

世界名作劇場『赤毛のアン』（1979年）

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【全50話収録】
第1章「マシュウ・カスバート驚く」
第2章「マリラ・カスバート驚く」
第3章「グリーン・ゲイブルズの朝」
第4章「アン・生立ちを語る」
第5章「マリラ決心する」
第6章「グリーン・ゲイブルズのアン」
第7章「レイチェル夫人恐れをなす」
第8章「アン日曜学校へ行く」
第9章「おごそかな誓い」
第10章「アン・心の友と遊ぶ」
第11章「マリラ・ブローチをなくす」
第12章「アン・告白する」
第13章「アン・学校へ行く」
第14章「教室騒動」
第15章「秋の訪れ」
第16章「ダイアナをお茶に招く」
第17章「アン、学校にもどる」
第18章「アン、ミニー・メイを救う」
第19章「ダイアナの誕生日」
第20章「再び春が来て」
第21章「新しい牧師夫妻」
第22章「香料ちがい」
第23章「アンお茶によばれる」
第24章「面目をかけた大事件」
第25章「ダイアナへの手紙」
第26章「コンサートの計画」
第27章「マシュウとふくらんだ袖」
第28章「クリスマスのコンサート」
第29章「アン、物語クラブを作る」
第30章「虚栄と心痛」
第31章「不運な白百合姫」
第32章「生涯の一大事」
第33章「クィーン組の呼びかけ」
第34章「ダイアナとクィーン組の仲間」
第35章「夏休み前の思わく」
第36章「物語クラブのゆくえ」
第37章「十五歳の春」
第38章「受験番号は13番」
第39章「合格発表」
第40章「ホテルのコンサート」
第41章「クィーン学院への旅立ち」
第42章「新しい学園生活」
第43章「週末の休暇」
第44章「クィーン学院の冬」
第45章「栄光と夢」
第46章「マシュウの愛」
第47章「死と呼ばれる刈入れ人」
第48章「マシュウ我が家を去る」
第49章「曲がり角」
第50章(最終話)「神は天にいまし、すべて世は事もなし」

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アニメ映画

高畑勲監督「赤毛のアン　グリーンゲーブルズへの道」(2010)
テレビシリーズの第1話〜第6話を再編集した映画です。
公式サイトはこちら。
http://www.ghibli-museum.jp/anne/kataru/takahata/

劇場版『赤毛のアン〜グリーンゲーブルズへの道〜』 [DVD]

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高畑勲監督「赤毛のアン　グリーンゲーブルズへの道」は、
マシュウが馬車で出かけるところから、
アンがグリーン・ゲイブルズにおいてもらえることに決まるまでを描いています。
アニメとは思えない背景の美しさには感動します。
アンの仕草もかわいらしく印象的です。
原作にも忠実で、素晴らしい作品です。