「赤毛のアン」のお料理BOOK(テリー神川著、撮影:吉村和俊) - レビュー
お勧め度★★★★★
『「赤毛のアン」のお料理BOOK』は、
「赤毛のアン」の物語に登場する料理の数々を、
プリンスエドワード島で写真撮影して紹介している本です。
―プリンス・エドワード島から贈る四季の恵み
ふんだんな写真で、見やすい紙面構成になっています。
これなら作れそう、という気持ちになります。
また、写真はプリンスエドワード島で撮影したとのことで、
写真を眺めているだけで、赤毛のアンの世界にタイムトラベルできます。
撮影は、
「プリンス・エドワード島と東カナダ―『赤毛のアン』の故郷とカナダのルーツをたどる」と同じく吉村和敏です。
アンのおもてなし料理
特に、最初の「アンのおもてなし料理」の章では、
物語に出てくる、おもてなし料理をコースで楽しめます。
写真も、とっても素敵です。
食器も背景も、現地取材ならではのリアルさで、
見ていて飽きません。
紹介されているおもてなし料理は、以下の7種類です。
アンのお菓子とお料理
続く章の「アンのお菓子とお料理」でも、
アンがグリーン・ゲイブルズに到着した時に食べた、
クラブアップルの砂糖漬け*8や、
ハリソンさんの心を和らげた、くるみ入りケーキ*9、
ダイアナを魅了した、チョコレートケーキ*10、
夢の家に到着したときの、ます料理*11、
アンの娘リラが悩んだ末に捨ててしまった、
金銀のケーキ…*12、
などなど、
赤毛のアンシリーズに登場する47種類の料理が紹介されています。
見ているだけでも楽しい、お勧めの一冊です。
―プリンス・エドワード島から贈る四季の恵み
吉村和敏撮影の他の本のレビューも併せてご覧ください。
吉村和敏 PHOTO BOX プリンス・エドワード島 七つの物語 - レビュー
プリンス・エドワード島と東カナダ―『赤毛のアン』の故郷とカナダのルーツをたどる(吉沢博子、吉村和俊ほか) - レビュー
プリンス・エドワード島 七つの物語
(講談社 ART BOX) (講談社ART BOX)
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*1:『赤毛のアン』第二十一章。モンゴメリ著、村岡花子訳。新潮文庫、1954。
*2:『アンの青春』第十七章。モンゴメリ著、村岡花子訳。新潮文庫、1955。
*3:『アンの青春』第十三章。モンゴメリ著、村岡花子訳。新潮文庫、1955。
*4:『アンの青春』第二十一章。モンゴメリ著、村岡花子訳。新潮文庫、1955。
*5:『アンの夢の家』第十五章。モンゴメリ著、村岡花子訳。新潮文庫、1958。
*6:『炉辺荘のアン』第三十四章。モンゴメリ著、村岡花子訳。新潮文庫、1958。
*7:『アンの夢の家』第四章。モンゴメリ著、村岡花子訳。新潮文庫、1958。
*8:『赤毛のアン』第三章。モンゴメリ著、村岡花子訳。新潮文庫、1954。
*9:『アンの青春』第三章。モンゴメリ著、村岡花子訳。新潮文庫、1955。
*10:『炉辺荘のアン』第二章。モンゴメリ著、村岡花子訳。新潮文庫、1958。
*11:『アンの夢の家』第六章。モンゴメリ著、村岡花子訳。新潮文庫、1958。
*12:『炉辺荘のアン』第三十六章。モンゴメリ著、村岡花子訳。新潮文庫、1958。