文学

青い城(L.M.モンゴメリ) - レビューとあらすじ

お勧め度★★★★★ 「青い城」は、 「赤毛のアン」で有名なルーシー・モード・モンゴメリによる、 大人の女性向けの小説です。 青い城 (New Montgomery Books 4)posted with amazlet at 09.05.20ルーシー・モード・モンゴメリ 篠崎書林 売り上げランキング: 3420…

銀の森のパット・シリーズ(L.M.モンゴメリ) - レビューとあらすじ

お勧め度★★★★★ 「銀の森のパット」シリーズは、 赤毛のアンで有名な、ルーシー・モード・モンゴメリによる、 シリーズの一つです。 村岡花子による訳では、 続編の「パットお嬢さん」しかありませんが、 前編の「銀の森のパット」は、 篠崎書林のNew Montgom…

丘の家のジェーン(L.M.モンゴメリ) - レビューとあらすじ

お勧め度★★★★★ 「丘の家のジェーン(ランタン丘のジェーン)」は、 ルーシー・モード・モンゴメリの作品の一つで、 「赤毛のアン」から29年後に出版された作品です。 丘の家のジェーン (新潮文庫)posted with amazlet at 09.04.22モンゴメリ 新潮社 売り上げラ…

果樹園のセレナーデ(村岡花子訳、L.M.モンゴメリ) - レビューとあらすじ

お勧め度★★★★★ 「果樹園のセレナーデ」は、 「赤毛のアン」「アンの青春」に続いて出版された、 ルーシー・モード・モンゴメリによる、3冊目の本です。 果樹園のセレナーデ (新潮文庫)posted with amazlet at 09.04.19モンゴメリ 新潮社 売り上げランキング:…

少女小説から世界が見える ペリーヌはなぜ英語が話せたか(川端有子) - レビュー

お勧め度★★★★★ 川端有子著、 「少女小説から世界が見える ペリーヌはなぜ英語が話せたか」は、 少女小説を研究者の視点から、歴史的な流れに沿って論じた本です。 少女小説から世界が見えるposted with amazlet at 09.04.17川端 有子 河出書房新社 売り上げ…

モンゴメリのまとめ

→「モンゴメリ」カテゴリの記事を投稿順で表示する →赤毛のアンシリーズ(アンブックス)のまとめへ 目次 モンゴメリ作品一覧 モンゴメリ年表 モンゴメリ作品のレビューとあらすじ モンゴメリの世界をもっと知りたい方にお勧めの本 モンゴメリの世界をもっと味…

モンゴメリ年表

書名は、Amazonにリンクしています。 出版年順のモンゴメリ作品一覧、 シリーズ順の著作一覧、 読破用リストもご覧ください。 年 年齢*1 出来事 1874 11月30日、プリンスエドワード島のクリフトンに生まれる。 1876 1 母クレアラが死去。キャベンディッシュ…

少女小説のまとめ

目次 少女小説 少女小説関連本 少女小説 ルーシー・モード・モンゴメリ モンゴメリのまとめ 赤毛のアンのまとめ 可愛いエミリーシリーズ(エミリーブックス) - レビューとあらすじ 果樹園のセレナーデ(村岡花子訳、L.M.モンゴメリ) - レビューとあらすじ 丘の…

赤毛のアンに隠されたシェイクスピア(松本侑子) - レビュー

お勧め度★★★★★ 松本侑子著「赤毛のアンに隠されたシェイクスピア」は、 「赤毛のアン」の翻訳者松本侑子による、「赤毛のアン」解説本です。 内容が濃く興味深い本です。 赤毛のアンに隠されたシェイクスピアposted with amazlet at 09.04.10松本 侑子 集英…

「少女小説」ワンダーランド―明治から平成まで(菅聡子他) - レビュー

お勧め度★★★★☆ 『「少女小説」ワンダーランド―明治から平成まで』は、 「少女」研究の研究者たちによる、 「少女小説」について論じられた本です。 「少女小説」ワンダーランド―明治から平成までposted with amazlet at 09.04.12明治書院 売り上げランキング…

赤毛のアンの翻訳物語(松本侑子、鈴木康之) - レビュー

お勧め度★★☆☆☆ 「赤毛のアンの翻訳物語」は、 著者松本侑子が、 情報技術をフル活用して、 「赤毛のアン」の翻訳に挑んだ様子を記録した本です。 赤毛のアンの翻訳物語posted with amazlet at 09.04.09松本 侑子 鈴木 康之 集英社 売り上げランキング: 36228…

赤毛のアンの源流? - 少女レベッカ(ケート・D・ウィギン) - レビュー

お勧め度★★★★★ 「少女レベッカ」はケート・ダグラス・ウィギンによる アメリカ家庭小説の一つです。 少女レベッカ (角川文庫)posted with amazlet at 09.04.10ケート・D・ウィギン 角川書店 売り上げランキング: 401241Amazon.co.jp で詳細を見る 書名 原題 …

モンゴメリ作品一覧表(シリーズ順)

赤毛のアンの著者ルーシー・モード・モンゴメリの、著作一覧です。 シリーズ順に並んでいます。 モンゴメリ年表、 出版年順の著作一覧、 読破用リストもご覧ください。 邦題は、Amazonにリンクしています。 ルーシー・モード・モンゴメリ著作一覧 原題 邦題 …

ルーシー・モード・モンゴメリの作品を読破したい方へ

2013年12月1日に更新しました。 ルーシー・モード・モンゴメリーの本を全部読みたい、 読破したい、という皆さんへ、読破リストを作りました。入手困難になっていた本が、再出版されるなどして入手しやすくなりました。 変更点を以下に挙げます。 「果樹園の…

新潮文庫のモンゴメリ作品一覧表

新潮文庫から発行されているモンゴメリ作品の一覧です。 邦題はAmazonにリンクしています。 新潮文庫のモンゴメリ作品一覧 邦題 原題 出版年 種類 シリーズ 原文 レビュー 赤毛のアン Anne of Green Gables 1908 小説 赤毛のアン1 原文 レビュー アンの青春 …

モンゴメリ作品一覧表(出版年順)

赤毛のアンの著者ルーシー・モード・モンゴメリの、著作一覧です。 出版年順に並んでいます。 モンゴメリ年表、 シリーズ順の著作一覧、 読破用リストもご覧ください。 邦題は、Amazonにリンクしています。 原題 邦題 出版年 種類 シリーズ 原文 レビュー An…

可愛いエミリーシリーズ(村岡花子訳、L.M.モンゴメリ) - レビューとあらすじ

お勧め度★★★★★ 「可愛いエミリー」シリーズは、 赤毛のアンで有名なルーシー・モード・モンゴメリによる、 珠玉の作品の一つです。 可愛いエミリー (新潮文庫)posted with amazlet at 13.11.22モンゴメリ 新潮社 売り上げランキング: 116,248Amazon.co.jpで…

赤毛のアンシリーズ - 翻訳者比較(村岡訳・掛川訳・松本訳)

新潮文庫の村岡花子訳、講談社の掛川恭子訳、集英社の松本侑子訳を 比較してみます。 「赤毛のアン」第一章冒頭部分について、 各翻訳文と原文を以下に引用します。 原文はGutenberg.orgや、Literature.orgから入手可能です。 括弧()内はルビ(よみがな)が振…

赤毛のアンシリーズ(掛川恭子訳、モンゴメリ著) - レビュー

お勧め度★★★★☆ 掛川恭子(かけがわやすこ)訳の赤毛のアンシリーズは、 1990年から1991年にかけて発行された、比較的新しい完訳のシリーズです。 赤毛のアン (講談社文庫―完訳クラシック赤毛のアン)posted with amazlet at 09.04.03L.M. モンゴメリー 講談社 …

赤毛のアン 四季の贈りもの (C.S.コリンズ、C.W.エリクソン編) - レビュー

お勧め度★★★☆☆ 「赤毛のアン 四季の贈りもの」は、 ちょっと珍しい形式の本です。 赤毛のアン 四季の贈りものposted with amazlet at 09.04.02東洋書林 売り上げランキング: 435789Amazon.co.jp で詳細を見る 各ページは日記帳形式になっていて、 一日に一つ…

赤毛のアンシリーズ(松本侑子訳、モンゴメリ著) - レビュー

お勧め度★★★★★ 松本侑子(まつもとゆうこ)訳、赤毛のアン、アンの青春、アンの愛情は、 膨大な訳注が付された完訳版のアンブックスです。 赤毛のアンposted with amazlet at 09.03.28L.M. モンゴメリ 集英社 売り上げランキング: 148550Amazon.co.jp で詳細を…

赤毛のアンの世界 - 作者モンゴメリの生きた日々(M.ギレン著) - レビュー

お勧め度★★★★★ 赤毛のアンの作者ルーシー・モード・モンゴメリを、 もっとよく知りたい、という方には、 「赤毛のアンの世界―作者モンゴメリの生きた日々」 という本がお勧めです。 赤毛のアンの世界―作者モンゴメリの生きた日々 (新潮文庫)posted with amaz…

赤毛のアンシリーズ(アンブックス)一覧表 (出版された順)

モンゴメリは、アンの生活を順を追って書いてはいません。 そのために、書くのが難しく、飽き飽きしてしまうこともあったそうです*1。 出版された順番に読むのも面白いかもしれません。 赤毛のアンシリーズ(アンブックス)一覧表 (物語の流れ順)もご覧くださ…

赤毛のアンシリーズ(アンブックス)一覧表 (物語の流れ順)

赤毛のアンシリーズの物語の流れ順の一覧です。 アンの成長の様子を順を追って読むことが出来ます。 ただし、「アンの友達」「アンをめぐる人々」「アンの想い出の日々」は、アン自身の物語ではなく、 アンの周りの人々が描かれた作品、いわば外伝です。 赤…

「花子とアン」の村岡花子訳「赤毛のアン」シリーズ(アンブックス) - 大人になってからも読み返したい本No.1

お勧め度★★★★★ 「赤毛のアン」(アンブックス)は様々な翻訳が出ていますが、 何といっても村岡花子訳の「赤毛のアン」シリーズが一番魅力的ではないでしょうか。 連続テレビ小説「花子とアン」のヒロイン、村岡花子が、 戦火の中、原稿用紙をかき集めて翻訳し…

歴史の中、世界の中で、今ここに居るという面白さ -- このブログのテーマ

しっかり泡立てたシャンプーを、 シャワーですっきり洗い流す。 たっぷりしたお湯に肩までつかる。 こんな日常的な行動でも、 タイムトラベルの後では、 格別にリッチな気分が味わえる。 といっても、SFの話ではない。 読書の話である。 100年前の物語でも、…